オピオイド危機 オピオイドとはなにか【1】


アメリカで今問題となっているオピオイド問題をご存知ですか?
一言で言えばオピオイドが含まれる薬の過剰摂取により死亡する人が増加している問題です。
日本でも同じ状況になる、またはなっている可能性を踏まえて、オピオイド問題について説明していきます。

オピオイドは英語では「opioid」と書き、端的に言ってしまえば鎮痛剤にあたります。
オピウムがアヘンのことを指し、オピオイドとは「アヘン類縁物質」という意味になります。
オピオイドにはモルヒネやヘロインなども含まれ、依存症や離脱症状、過剰摂取が問題となっており死亡の危険があると言われています。
そのため、多くの国では規制対象とされています。

鎮痛剤にもさまざまある中で、オピオイドは強力な鎮痛作用を発揮します。
そのため、手術の際の麻酔、末期がんなどの強い痛みに対する鎮痛剤として処方されてきました。

人間の体の中枢神経や末梢神経には「オピオイド受容体」というものが存在し、オピオイドはそこに結びつくことで痛みなどの神経を通り伝達される情報を妨げることで、強力な鎮痛作用を発揮します。
しかし単なる鎮痛剤というわけではなく、オピオイドには多幸感や不安を除去する働きを持ち、これらによって依存症になりやすいと言われています。

次回はその依存症、中毒性について説明します。

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