体臭で内臓の具合がわかる 東洋医学での解説 【6】

東洋医学では五行という考え方があり
人体に置いてもこの五行説を当てはめて考えられてきました
これを表したのが五行色体表です

この中に五香と呼び体臭や口臭から内臓の状態を把握しようとするものがあります

五香


上から時計回りに解説すると
臊(あぶらくさい)…木性に属し、肝に支配されます。肝臓が悪いとどことなく脂くさい、動物的な臭いがします。
焦(こげくさい)…火性に属し、心の支配を受けます。心は循環器系に関係する臓器と機能の事です。この部分が悪いと汗臭いような、焦げ臭いような臭いがします。
香(かんばしい)…土性に属し、脾の支配を受けます。脾は胃腸と脾臓の事です。この部分が悪いと花や果実のような、やや甘い臭いがします。
腥(なまぐさい)…金性に属し、肺の支配を受けます。肺は呼吸器系、皮膚や鼻、喉、気管支等空気の通り道になる部分のことです。この部分が悪いと何となく、魚のような生臭い臭いがします。
腐(くされくさい)…水性に属し、腎の支配を受けます。腎臓が悪いと何となく腐ったような臭いがします。

東洋医学でも現代医学と同じく身体の不調が体臭に影響することが書かれています

悪臭は不快なだけでなく病気を知らせるサインでもありますので
気になる症状は早めの対策をおすすめいたします