オピオイド危機 日本でのオピオイド危機 【7】


同じように日本にもオピオイド危機が起こり得るのでしょうか?
現在、オピオイド・医療用麻薬としてモルヒネ、オキシコドン、フェンタニルなどが日本でも利用されています。
しかし、管理・処方・取り扱いに関して「麻薬及び向精神薬取締法」によって厳格に管理されています。
そのため、日本におけるオピオイドの使用量は世界的に見ても少ない状況にあります。
その背景には医師たちのオピオイドが治療薬として不可欠だと考えている割合や、がん治療におけるオピオイドに対する私たち患者の考え方が大きく影響しているといえます。
内閣府が行った「がん対策に関する世論調査」においても、医療麻薬の使用に関して「正しく使用すればがんの痛みに効果的だと思う」という意見が半数以上ありつつも、「最後の手段だと思う」「使用し始めたらやめられなくなると思う」といった意見を持つ人々が多いことがわかります。

このあたりは幼少期から学校などに貼り出されている薬物乱用に関するポスターなどの効果が上がっており、徐々に薬物そのものを遠ざけようとする意識が刷り込まれているといえます。
とはいえ、がん治療においてオピオイドを適切に処方する分には患者にとって効果があるのも事実であるため、日本の場合は正しい理解がなされていない部分が課題だとも言えそうです。

次回はオピオイドだけではない薬の危険性について説明します。

痛みはつらいものです。そのつらい痛みを一時的に無視するのが薬です。
しかしそれでは薬が切れたら元通り、常用、より強い薬へと流れます。
そうなって体を壊す前に痛みの原因を解消する必要があります。
やすなが整骨院では痛みの原因を探し出し、根本から治療を行いつらい痛みを解消します。
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