早期治療と時間が経過した痛みで治るスピードが違う理由(1)

皆さんは経験上早期治療が良いことは理解していますが、なかなか都合で治療にかかれないと思います。
  安易に痛み止めなどで対処すると困ったことになります。 
  痛み=炎症は火事と例えることが多いので説明します。 
  <火事>              <炎症> 
  火事現場で燃える          痛み発生 
  消防車が放水            浮腫や腫れプロスタグランジン等放出 
  現場が水浸し            痛み腫れの継続 
  これでは廃材の除去と大工さんが入れませんし渋滞のようにボトルネック状態で荷物も運べません。
   <火事>              <痛み> 
  水と廃材の撤去工事         マクロファージや単球が要らないものを食べる 
  現場がキレイで基礎や大工さん登場  肉芽細胞などが再構築 
  簡単ではありますが順序を追って修復されています。 
  炎症の初期にはサイトカインという治るのを促進させる物質が多いので治りやすいです、火事の時に応援や心配に来てくれる人です。現場を他人事のように放っていると応援の人が去るようにサイトカインも減少して慢性疼痛に移行する仕組みが似ています。 
  鉄は熱いうちに打てとありますが、痛みを我慢していてもあまりいいことはありません。 
 
  次回は治療に行けない時の対処法をお伝えします。
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